新年明けましておめでとうございます。
2017年も振り返りますと様々な出来事がありましたが、おかげさまで無事過ごすことができました。㈱ベタービジュアルシステムズは、今年2月で創立33年を迎えます。ひとえにお客様、社員に支えられた33年間でした。よくここまで続けられたと皆様に心から感謝いたしております。

さて2018年年頭に当たり、次の言葉を選びました。

『言(げん)は心の花』

この言葉は、江戸時代中期の儒学者、稲葉黙齋先生の講義の中によく出てくる言葉です。
原文はこうなります。

「いつも云(い)ふ、言(げん)は心の花。胸の中にわる井(い)ものを置(おく)ゆへ、それが言語にあらわれて出る。わる井(い)ことは决して胸の中にをかぬこと。胸の中にをかぬと云(い)ふも、そとを敬(うやま)むで中(なか)がよふなることなり」

人は生活の中で、楽しいこと、悲しいこと、怒ることなど、常に感情が流れています。その時の感情は、すべては言葉で考えているのですね。胸の中（心）に、花と呼べない、とてもいやな言葉が浮かぶ場合があります。これが黙齋先生の言う悪い物、どんな状況におかれたときも、心の中にきれいで素敵な言葉を意識しながら話すと言葉が花になる。という教えが込められています。

言葉は、大きなパワーを持っています。そのパワーをよい方向で使うことができれば、人を活かし、自分を活かし、元気で健康でいられるのですね。

今年は、この黙齋先生の「言は心の花」を意識しながら、仕事に励もうと思います。

2018年戌年　元旦