株式会社ベタービジュアルシステムズは今年2月で創業40年を迎えます。
会社の「存続率」というのがあるそうで、Webで調べてみました。創業から10年の間に9割近くの会社が廃業し、30年も経つと、99%を超える会社が存続できていないということでした。存続率40年のパーセントがでていないのが残念ですが、残り1%の中に入っています。
なぜ株式会社ベタービジュアルシステムズが設立されたのか。
今から40年前に戻ります。
昭和59年(1984年)春先、ロバート・ボーン(ナポレオン・ソロ役)にそっくりなイケメン社長(株)ベターの伊藤氏から、手伝ってほしい仕事があるとの話が舞い込みました。私はその頃切り絵を生業(なりわい)にしていましたので時間は自由に使えました。依頼内容は当時最先端のビデオテックス通信網システム、通称キャプテン (Character And Pattern Telephone Access Information Network System)の画像制作でした。1980年代当時の日本ではニューメディアの代表格で、一流企業がこぞってこのシステムを使いたいと申し込んできました。しかし画像制作が非常に難しく時間が掛かり、11月サービス開始までどこまで作れるかという問題がありました。(詳しくはウィキペディア)
私の仕事は、新宿の有名なビルの一角にイラストレーター45名を集めて、毎日45名分の指示書、終わった後のチェックなど6ヶ月間ほぼそのビルに泊まり込み、睡眠時間3時間でやり続けました。制作画面数は1万2千。11月サービス開始で見事終了しました。
と思ったら程なく、各企業から情報更新の資料がどっさり送られてきました。
そこでロバート・ボーンこと伊藤社長は、常にベターの状態で、よりよきビジュアルを作り続けようという意味で会社名を考え、新たに1985年2月19日に株式会社ベタービジュアルシステムズを設立しました。
当時は、制作会社が少なく座布団の上で商売できましたが、どんどん制作会社が増え、存続率が示すように1年ほどで赤字が出るようになりました。伊藤社長は会社を清算しようと言い始めました。
「社員12名はどうします」とお聞きすると全員退社してもらうしかないとの答え、その後に「キミがもらってくれるならあげるよ」と言われました。
「存続率」を知っていたら決して受けなかったと思いますが知りませんでした!
結局会社を引き継ぎ、死に物狂いで頑張りました。いやはや素晴らしく厳しかったけど「越えられない壁はこない」を信じて日々、営業&制作を続けて今にいたります。おかげ様で、無借金で黒字は続いています。振り返ると苦しかったけど楽しい日々でした。
それもこれも、さまざまな方のお力添えで、ここまで長期間存続できたのだと思います。
その方達の思い、そしてその努力を無駄にせず、次の節目の50年を目指してこれからも頑張りたいと思います。
2025年巳年 元旦
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